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レドゥーが掲げている目標と願い

サスティナブルとは『継続可能な』という近年特に注目されている言葉です。

アメリカのあるブランドではケニアの職人に通常収益の2~3%のところを25~30%程度職人たちに渡しているブランドが注目を集めています。これもサスティナブルの考え方です。

ただ、問題点として日本も海外のフェアトレードは注目されていますが日本の職人の継続については関心が薄い。

海外の職人も大事ですが、日本の職人の継続も大事。なぜ日本に住んでいながら日本の職人の仕事に対して興味が薄いのでしょうか。

2020年時給500円で作ってる現実を知っていますか?

これは靴の甲部分の縫製工賃です。

日本で、日本の貨幣の価値で、500円です。

それを下回ることも普通です。

元々安い靴という訳ではなく日本製として百貨店や銀座で売っている靴の話です。

海外生産の低コストにより価格が下がったことや日本製のものが売れなくなったことで、日本の職人に大ダメージを与えています。決してブランド側の責任だけで時給が500円になったのではないのも理解もしています。ブランド側も頑張っているのも伝わります。


しかしこの時給では高齢の職人さんで年金と共に生活をする事でギリギリやっていくことができるかできないか。現実的に年金をもらいながらこの仕事をされていらっしゃる方がほとんどです。最低賃金にも満たない時給500円で、日本製ということで厳しい検品にも耐えなければならない。

これで若い職人が育つわけがない。

日本製が高いと言われますが、それには素材のこだわり、安全性、機能性と熟練した職人技が入っています。

日本製のものの素晴らしさ、快適さ、長持ちする耐久性、そういったものを含めた「モノの価値」を見る時期に来てるのではないでしょうか。

作り手だからこそ分かる現実の厳しさ。

目標を掲げてこの世界に入り、その中で現実を知り、夢を追い続けていたその世界に10年後私は絶望しました。

いつか日本の職人さんが安心して暮らせるだけの工賃を払えるようになりたい。

それがレドゥーというブランドを立ち上げた時からある私の目標です。

レドゥーでは収益の半分50%を職人に渡しています。




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